「消費期限」と「賞味期限」
このコーナーでは「消費期限」と「賞味期限」の違いについてご紹介します。
期限表示とは
期限表示は、食品が一定の品質を有していると認められる期限を示す日付(月単位の表示も含む)であり、「消費期限」と「賞味期限」の2つがあります。加工食品には、食品の特性に応じて、「消費期限」又は「賞味期限」のどちらかを表示しなければなりません。期限表示は、開封前の状態で定められた方法により保存した場合の期限として表示されています。
「賞味期限」は、未開封で保存方法に記載されている方法で保存した場合の期限ですので、開封後や決められた方法で保存していない場合には、期限が切れる前であったとしても品質が劣化していることがあります。
また、「賞味期限」がつけられている商品は品質の劣化が遅いことから、この期限が切れてもすぐに食べられなくなるわけではありません。およその目安としてください。
「賞味期限」表示は食品表示法上で表示が義務づけられていますが、表示を省略できる場合があります。
食品表示法上の食品については、「食品表示基準」に基づき定められた表示を行いますが、
以下の食品については「賞味期限」表示の省略ができます。
- 【該当する食品】
- 【参考文献】
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- ・「食品表示基準」 消費者庁
- ・「食品表示基準Q&A・第2章加工食品」 消費者庁
- 味の素KKは、賞味期限をどうやって決めているのですか?
- 賞味期限はそれぞれの食品の特性などに応じて、種々のテストを実施して決めています。品質については微生物試験、色調などのテスト、おいしさについては味や香りなどの官能検査により評価しています。具体的には、温度・湿度などの条件を変化させて、食品の劣化状況の変化を時間を追って調べ、各々の食品に適した賞味期限を設定しています。